入れ歯・義歯
- HOME
- 入れ歯・義歯
義歯とは

義歯は、自然な歯を失ったり、欠損した部分を補うための人工的な歯のことです。歯科医師によって作成され、患者の口腔内に合わせて作られます。義歯は患者の咬合や噛み合わせを改善し、外見や機能を回復させる役割を果たします。義歯には部分床義歯(部分的な歯の欠損を補うもの)や完全床義歯(全ての歯が欠損した場合に使用されるもの)などがあります。義歯は患者の生活の質を向上させ、食事や会話などの日常生活をより快適にすることができます。
よく噛むことの大切さ

よく噛むことは、口腔健康と全身の健康にとって重要です。義歯は、歯の欠損や失われた歯を補うことで、咀嚼機能を回復し、正しい噛み合わせを促進します。適切な咀嚼は、食物の消化と栄養素の吸収に欠かせず、口内の衛生状態を維持する上でも重要です。義歯は、快適な食事や自信を持って笑顔を見せることを支援し、生活の質を向上させます。義歯を通じて、よく噛むことの大切さを再確認し、健康な生活を送るための一歩を踏み出しましょう。
年齢を重ねるとともに気を付けたいこと

口の中にはいろんな菌がいます。
高齢になると、唾液量がへり、菌が増殖して様々な病気へとつながるリスクが高くなります。誤嚥性肺炎や脳梗塞、心筋梗塞まで命に関わる病気にまで、、、
入れ歯は噛む力が低下したり、口腔環境が不衛生になりがちです。入れ歯を使用しても、年齢共にしっかりとケアを行うことで、自分の歯と同じように快適な生活を送ることができます。
治療を行う身体が不自由になるまでに1度しっかりと治療をしておくことが大切です。
高齢者が気をつけたい歯の病気
加齢に伴い、免疫力の低下・運動能力・記憶力の低下など身体は変化します。同様に口腔内も歯・歯肉・顎・唾液腺・口腔粘膜などに加齢に伴うトラブルが増加します。口腔内ケアは、高齢者の死亡原因第一位の肺炎(誤嚥性肺炎)にかかるリスクを軽減させます。またしっかり噛んで食べるためには、お口の健康が第一です。お口の中の変化に注意しましょう。
歯周病による歯の欠損による周囲の変化
歯を失う最大の理由は、歯周病です。免疫力も低下し、口腔環境が悪化すると歯周病も悪化します。歯周病の悪化は周辺組織や体の全身疾患とも深く影響するため、治療が必要となります。
口腔乾燥による細菌の増加
高齢期には、唾液の分泌量が減少します。唾液は、口腔内の清潔に保つ役割や、粘膜や歯を保護すると同時に、食べ物を噛んだり(咀嚼)、飲み込む(嚥下)、消化吸収を助ける役割があります。唾液が減少することでこれらの機能も低下し、嚥下障害による誤嚥性肺炎の発症リスクが高くなります。摂食不良や口腔粘膜の損傷により痛みから食欲の低下を招くこともあります。口腔マッサージにより、唾液の分泌を促進する効果もあります。唾液が分泌されることで、咀嚼・嚥下の動きもスムーズに行えます。
味覚変化による食欲低下
加齢に伴い、舌の厚みが減少することで味覚を感じる味蕾の数や感覚機能の変化により味覚の低下が生じます。口腔乾燥による唾液の分泌量の減少による味覚の低下も生じます。食欲の低下につながる場合もありますので、栄養バランスを意識する必要があります。亜鉛不足だと特に味覚障害や、体の不調を訴える方が増えます。しっかり摂取しましょう。